[C++] 164 POP3プロトコル POP3サーバの仮設置 Dovecot

[M1 Mac, Big Sur 11.6.8, clang 13.0.0, NO IDE]

『C言語によるTCP/IPネットワークプログラミング』(2001年) 第3章はPOP3プロトコルです。Intel MacからM1 Macに戻ってきました。

DovecotというIMAP/POP3サーバを導入し、プログラムで接続するところまで進めました。これはかなり難易度が高かったです。朝から深夜まで休憩をはさみつつ丸一日掛かっています。実験環境構築に没頭するあまり、目指しているわけでもないブログの連続投稿が途切れました。

まずHomebrewからインストールしたDovecotは起動してもポートを開けられませんでした。次にソースコード(v 2.3.19.1)をビルドしようとしたところmakeで失敗。Intel Macでもダメでした。エラー内容を確認するとコンパイルオプション-std=gnu99が悪さをしているようです。

2019年8月リリースの安定版 v 2.2.36.4をビルドするとこれが上手くいき、そのまま接続までスムーズでした。M1 Mac発売から1年以上前のコードが動くとは正直思いませんでした。

こちらのMakefileには-std=gnu99が入っていません。最新版は古いコード仕様も使えるようにしてバグが発生したということでしょうか。

話は変わりますが、Homebrewはこれまでの経験から今一つ信用できないところがあります。Homebrew版が使えなくて、GitHubから入手したコードで成功した例が結構あります。意地でもやらないでしょうが、RubyにこだわらずPythonも開発言語に加えてはいかがでしょうか。

とにかく接続はできたので、あとはコードの詳細を詰めていきます。

DovecotによりPOP3のポート番号110開放(netstat -natコマンドで確認)
poptestコマンドで接続成功