[C++] 151 FLTK : Fl_Multiline_OutputとFl_Text_Displayの比較

[M1 Mac, Big Sur 11.6.8, clang 13.0.0, FLTK 1.3.8, NO IDE]

Fl_MultiLine_OutputにFl_Scrollbarを内包させられるかどうか公式ドキュメントを調べたところ、そもそもの性質が合わないために難しいことが判明しました。

調べた結果を以下の図にまとめました。違和感を覚えていたFl_Groupの命名の意味がようやく理解できました。言っても仕方ないですが、Fl_Containerとでも命名してくれていたら理解は早かったと思います。

Fl_Input_群は行数を把握できない低機能なウィジェットであることが分かりました。行数が分からないのではFl_Scrollbarを内包できないです。

ただFl_ScrollをコンテナとしてFl_Multiline_Outputを中に配置した場合に適切に動作するよう調整が可能なのか、確認しておく必要があります。

FLTKのクラス名をJava的な感覚で解釈すると痛い目にあいますね。Swingがいかに小慣れた巧みな命名をしているか、Swingの方がむしろ特殊で突出して優れていると見るべきでしょうか。だからこそ一時代を築くことが出来たのだと思います。

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