[MacOS] Windows機とのファイル送受信 SFTPコマンド例

[M1 Mac, Big Sur 11.6.8]
[DeskMini B660, Windows11]

MacとWindows機との間でファイルのやりとりができるようにしました。

Macをサーバーとする送受信はOpenSSHクライアントがデフォルトで有効になっているため、何も設定しなくてもWindows機コマンドプロンプト(あるいはPowerShell)からSFTPコマンドで可能です。

今回の設定はWindows機がサーバー、MacがクライアントのSFTPによるファイル送受信になります。

手順は以下の通りです。

1.Windows11のオプション機能 OpenSSHサーバーを追加する。

2.”コンピューターの管理”でOpenSSHサーバーを有効にする。

`3.コマンドプロンプトにhostnameを入力してホスト名を確認する。

4.MacのターミナルからWindows機にアクセスする。

sftp ホスト名.local

5.getコマンド、putコマンドでファイルをコピーする。

# Windows11のホームにあるtest.txtをMacのdirへコピーする。
get test.txt [to mac dir]

# Windows11のホームにあるtestディレクトリをMacのホームへコピーする。
get -r test

# Windows11のホームにあるtestディレクトリ内のファイル全てをMacのdirへコピーする。
get -r test [to mac dir]

# Macのホームにあるtest2.txtをWindows11のdirへコピーする。
put test2.txt [to win dir]

[MacOS] Mac間のファイル転送 SFTP

[M1 Mac, Big Sur 11.6.8]

ローカル環境のMac間でファイルをコピーする時は、iCloudやFinderのSMB接続を使っていましたが、iCloudは同期が異様に遅い、SMB接続はトラブルが多いため、結局USBストレージでコピーファイルを移すことが多かったです。

最近、通信プロトコルを学習していて、SFTPコマンドを使えば簡単にファイル転送できることを知りました。SFTPはFTPのセキュリティ強化版です。なおAirDropはWi-Fi接続が必須なので今回は除外しています。

これまでGUIでSMBプロトコルを使うとトラブルに見舞われることが多かったので、これを機会にSFTPへシフトするつもりです。

これで大分作業効率がアップしそうです。Macユーザーでどれくらいの方がSFTPを使っているか知りたいです。

次はWindows機との効率的なファイル送受信を検討します。

SMBのトラブル例(他にログインがなくてもこうなる)
SFTPによるファイル転送(ディレクトリ転送も可能)