レガシーBIOSとUEFI

Windows11をインストールしたPCについてWindows Boot ManagerにLinuxのGRUBを登録できませんでした。

Windows11はUEFIのみに対応しているためレガシーBIOSでは可能だったGRUBの登録ができなくなっています(マザボのコンパチブル機能については未確認)。

その場合はsystem BIOSのUEFI設定画面でBoot最優先にGRUBを選択し、そこからLinuxやWindows Boot Managerを呼び出す様にします。

私はWindowsメインなのでWindows Boot Managerを最優先にしています。Linuxを使うときだけUEFI設定をGRUBに変更します。

このように昔はsystem BIOS – レガシーBIOSだったのが、今ではsystem BIOS – UEFIになっています。正確には2011年頃からUEFIになっていて、bcdeditコマンドでマルチブートを設定する場合はマザボをレガシーBIOSとのコンパチ設定にしていました。

MBメーカーが配布しているのはsystem BIOSファイル

[トリプルブート] DeskMini A300にLinux Mint 20.2を導入

アプリ開発のためベアボーンPCのDeskMini A300にLinux Mintを導入してトリプルブート機にしました。

Windows11, Windows10, Linux Mintの順にインストールしたので最後のLinux Mintに主導権があり、GRUB画面でOSを選択します。

今後のためLinux Mintのパーティション設定をメモしておきます。Ubuntuとはご縁がなかった様です。

SWAP 4GB 論理 スワップ領域 領域の終点
/    残り 基本 ext4

Linuxインストール試行の記録 (USBインストールメディアを使用)
1. Ubuntu 20.04.1 LTS 日本語 Remix
 Chromeインストール不可、Ubuntu Software起動不可のため即削除。原因不明。
2. Ubuntu 20.04.3 LTS Canonical版
 何故かインストール激遅の上、最後にインストール失敗の表示で断念。
3. Linux Mint 20.2 “Uma”
 linuxmint.comからダウンロード&インストール。特に問題なく導入できた。

AMD CPUの自作PCに見切り ASRock B450 Steel Legend

2020年2月に組んだAMD CPUの自作PCはパーツの相性問題なのか頻繁に再起動するなどトラブルが絶えず、BIOSアップデート、Windows10の再インストールなどしてきましたが全く改善されないのでとうとう見切りをつけました。

Duron700以来、約20年ぶりのAMD CPUになり楽しみにしていたのでとても残念です。

Duron機が初自作で以降Intel機を4〜6年間隔で作ってきましたが、相性問題が原因で早々にリタイアさせるのは初めてです。

もうAMDのCPUでPCを組むことはないでしょう。ベアボーンPCのDeskMini A300が私にとって最後のAMD機になります。

CPU : AMD Ryzen 5 2600
MB : ASRock B450 Steel Legend
RAM : CORSAIR DDR4-2666MHz 8GB×2
SSD : Western Digital WDS100T2B0C 1TB M.2 NVMe

Mac mini M1に3枚目のディスプレイ接続 DisplayLink

[macOS Big Sur 11.6.1]

Mac mini m1に接続できる外部ディスプレイは2枚までですが、DisplayLinkのチップを搭載したUSB-HDMI変換アダプタで3枚目を使用可能です。

Amazonブラックフライデーセールで変換アダプタがセール(1000円引きの4319円)になっていたので購入し、接続してみました。ディスプレイはFullHD 1920*1080です。

Macの設定に少し手間取りましたが、問題なく画面表示できました。

設定方法
1.DisplayLinkのサイトからドライバをダウンロード&インストールする。
2.Macのシステム環境設定[セキュリティとプライバシー]-[プライバシー]-[画面収録]-[DisplayLink Manager]をチェックする。
3.Macのシステム環境設定[ユーザとグループ]-[ログイン項目]でアプリケーションのDisplayLink Managerを登録する。OS起動後の3枚目の都度設定が不要になります。

[DisplayLink USB グラフィック技術]
DisplayLink ManagerによりCPUを用いて仮想ディスプレイ空間を作り、そこで画像描画されたグラフィックデータを圧縮してUSB-A経由で転送します。そして圧縮データは変換アダプタのチップによりグラフィックデータにデコードされてディスプレイに表示されるという仕組みです。

2022/1/23追記
個体が悪かったのかCableCreationのアダプタは2週間で故障。少々お高いPlugable製に買い替え3週間異常なし。6780円
2022/5/20追記
Plugable製4ヶ月半経過するも異常なし。現価格7480円。

macOS MontereyからBig Surへのダウングレード

M1 Mac miniのmacOSをBig SurからMontereyにアップグレードしましたが、今一つなので元に戻しました。

色々挙動がおかしい中、”英数入力からのかなキー2回押しでローマ字変換する”機能が明らかにバグっていたのが致命的でした。一応Appleにはフィードバックしています。

復旧方法をメモしておきます。Intel MacではなくM1 Macの方法です。

1.USBメモリや外部SSDなどのストレージにBig Surインストーラをコピーする。

# ダウンロードしたBig Surインストーラを外部SSDなどにコピーするコマンド

sudo /Applications/Install\ macOS\ Big\ Sur.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/[ボリューム名]

2.Macユーティリティを電源ボタン長押しで呼び出し、ディスクユーティリティを選択する。Mac本体のデータを消去する。

3.起動ディスク選択画面を電源ボタン長押しで呼び出し、外部SSDを選択。Big Surをインストールする。

4.移行アシスタントでTime Machineのバックアップから復旧する。

Macの外部ストレージ 転送速度検証 SMBパケット認証無効

[macOS Catalina 10.15.7, Windows10]

SMB接続のパケット認証を無効にしてみました。転送速度は19KB/sになり、かえって遅くなりました。早々に測定を切り上げたので正確な数値は分からないものの、セキュリティも甘くなっていいこと無しですね。

Windows同士の転送速度は不明ですが、Mac-Windows間で数KBのファイルを大量にコピーするにはSMBでは厳しいという結果でした。

[default]
signing_required=no

Macの外部ストレージ 転送速度検証 SMB

Mac miniの外部SSDを実質的なデータストレージにしています。

WindowsPCと共有するため、定期的にSSDを外してPCにつなぎバックアップを取っていましたが、最近はデータ転送速度がかなり遅くなっていました。

調べてみるとSSDのexFATフォーマットが問題であることが判明し、MacOS拡張に変更してLAN接続からSMBで転送してみました。

その結果、平均ファイルサイズが10KB以下の場合は改善が認められず、結局HDDをMac miniにつないで都度バックアップを取ることにしました。

LAN接続(1Gbps)に期待したものの、この遅さでは仮に10Gbps回線でつながったとしても問題外です。

Steel Legend B450の拡張性

ASRock Steel Legend B450にUSBカードを増設することで、性能的ロスが発生しました。

PCIE3.0x2以上のカードを増設すると他の性能低下が生じます。グラフィックボードを使うだけなら問題ないです。

ヘビーユーザーとはいかないまでも、それなりに拡張機能を活用しているユーザーとしては結構な痛手でした。

  • 性能的ロス1:無効になっていたPCIE4を使うために、M.2 SSDをM2_2スロットに移した。これに伴い転送速度は4GB/s(PCIE3.0x4)から2GB/s(PCIE3.0x2)に低下。
  • 性能的ロス2:M2_2スロットを使ったため、SATA5とSATA6が無効になりつないでいたHDDを認識しなくなった。
  • 性能的ロス3:M2_2スロットには付属ヒートシンクを装着できず、別途入手する必要が生じた。

2番目のPCIE3.0x16スロットはこのモードで使えないのですから、PCIE3.0x4の形状にしてもらいたかったです。PCIE3.0x4スロットを用意するコストが掛かるのでこうなったのでしょうか。業界的にこういうのは問題ないのかな。時間があれば他社製品についても調べてみます。

Macの外部ストレージ exFATは危険?

Mac miniの外部ストレージとしてSATA SSDを使っているのですが、Windows機のUSB3.2 Gen2(USB3.1 Gen2)につなげ替えてバックアップを取ろうとしても転送速度が3MB/sしか出ません。

調べてみるとexFATフォーマットが怪しいようです。転送速度の問題だけではなく、データ破損のトラブルも多いらしいです。これまでマザーボードを疑っていたのですが、どうやら見当違いだったようです。

OSまたぎのデータ転送の場合は、Macの外部ストレージはexFAT以外のフォーマットにして、Windows機とはLANでつなぎSMBなどでデータ転送するのがベターとのこと。

一連の検証の中でASRock Steel Legend B450にUSB3.2 Gen2のインターフェースカード(PCIe3.0 x4)を増設する際、2番目のPCIe3.0 x16に挿しても認識せずかなり焦りました。

M.2の上の方のスロット(M2_1)にSSDを付けると2番目のPCIe x16が無効になるということでした。しょうがないのでSSDをM2_2に挿しました。

しかし、M2_2スロットには付属のヒートシンクを付けることができません。その上、転送速度は半分になります。つまりx16を2つとも使うとOS入りSSDは過熱リスクが高まり、大幅なスペックダウンにもなります。

やはり自作パソコンで色々遊ぶのであれば、エントリークラスではなくミドルクラス以上のマザボを使うべきですね。

新しいマザボに替えたいのですが、Intelに戻るかRyzen 2600のままAMDで行くかで迷っています。

参考記事

exFATよりもMacOS拡張が望ましい

データベースとExcelの相性

csvファイルをExcelで加工すると直接さわっていない”1-1″が”1月1日”に変換されてしまいます。また”2021-01-01″ や”2021年1月1日”が”2021/1/1″と表示されるなどデータの表示形式が正確に反映されません。小数(1.0)が整数(1)として表示されるのも看過できない問題です。そもそもデータ型がソフトの都合で変更されるなんて普通はあり得ない話です。

これまでどちらかというと親Excel派でしたが、一連のトラブルで足を引っ張られるとさすがに距離を置かざるをえません。一部の技術者がExcelを忌み嫌っている理由がよくわかりました。

データベースが関係する作業の場合、CSVビューアーにはMacの表計算ソフトNumbersを使うようにします。これまで全く使ってきませんでしたが、データが正確に表示されて表計算ソフトらしい見やすさもあり、低機能なもののビューアーとしては最適です。

常々思っていることですが、日本の企業や役所がExcelに依存している状況についても抜本的に見直すべきでしょう。Excelは空気を読んで勝手にデータ型を変更し表示するので日本人が好むのもわかりますが、それでは論理的思考力が育まれません。

向上心を持ってIT技術者を目指される方は、Microsoft Officeをある意味適切に使いこなしている所を職場として選ぶことをお勧めします。目安としてはデータベース管理にMicrosoft Accessを採用していない組織がいいのではないでしょうか。

MicrosoftにはVScodeやExcel(事務作業限定)で常日頃お世話になっているものの、それら以外特にWindowsなどには極力関わりたくないというのが正直なところです。