[C++] 87 FLTK : 長整数型を引数とするcallback関数

[M1 Mac, Big Sur 11.6.7, clang 13.0.0, NO IDE]

for文で一気に作成するButtonのcallback関数の書き方で難航しました。左側Tab内のButtonを押して、色名やカラーコードなどその内容を右上のFl_inputに表示します。

Fl_Callback1(Fl_Widget *, long)という長整数型データを第2引数とするcallback関数を使うことで解決しました。第2引数としてButtonのインデックス(通し番号)を設定しています。

今回は有りもので何とかなりましたが、Fl_Callbackを継承すれば好きなデータ型で独自のクラスを作れるでしょう。

Java(Swing)の場合はfor文の中でActionListenerを使えたものの、さすがにFLTKではcallback関数の定義をfor文内に埋め込みできず、加えてButtonのラベルをうまく取得できなくてさすがに詰んだのではないかと一時は諦めかけました。

最大の難関をクリアできたので、後は何とかなると思います。

void getColor(Fl_Widget*, long num){
    cout << "num " << num << endl;

    Fl_Widget* tab = tabs->value(); // 有効なタブのポインタ
    const char* lbl = tab->label(); // タブのラベル
    cout << "lbl " << lbl << endl;
    string lbl_str = (string)lbl;

    if (lbl_str == tab_names[0]){
        string* color_name = &(colorList[0][num]);
        const char* color_name_p = color_name->c_str();
        name_input->insert(color_name_p);
    } 
}

<中略>

button->callback(getColor,(long)num);

[C++] 86 FLTK : カラーアプリ移植 各種ウィジェット配置

[M1 Mac, Big Sur 11.6.7, clang 13.0.0, NO IDE]

カラーアプリの右側に各種ウィジェットを配置しました。

Java版であまり使わなかったアルファ値、色調整機能、登録機能、メモ欄を削除し、色コードから色名やアプリ内位置を検索する機能を追加します。

ここまでの内容を1ファイル200行程度で書けており、超初心者だったSwingでの作成時に比べて大分要領が良くなっています。

当時はGridBagLayoutに相当悩まされました。ウィンドウサイズ固定であれば座標で位置決めするのが結局一番速いように思いますね。

[C++] 85 FLTK : カラーアプリ移植 Fl_Button labelcolor

[M1 Mac, Big Sur 11.6.7, clang 13.0.0, NO IDE]

ラベルを読みやすくするため、背景色に合わせてラベル色を変えました。

RGBの合計値やGreen値で条件分岐しています。

if (green > 200 && sum < 486){
		button->labelcolor(fl_rgb_color(128,128,128));
} else if(green > 180 && sum < 480){
		button->labelcolor(fl_rgb_color(128,128,128));
} else if(sum < 508){
		button->labelcolor(fl_rgb_color(245,245,245));
} else{
		button->labelcolor(fl_rgb_color(105,105,105));
}

[C++] 84 FLTK : カラーアプリ移植 Fl_Align

[M1 Mac, Big Sur 11.6.7, clang 13.0.0, NO IDE]

ボタンのラベルを左寄せにし、はみ出した部分は表示しないようにしました。

JavaのSwingでしたら、中央揃え・はみ出し非表示にしてなおかつ左の文字が切れないようにしてくれます。FLTKではそのような芸当はできないようなので左寄せにしました。

[C++] 83 FLTK : カラーアプリ移植 多次元配列

[M1 Mac, Big Sur 11.6.7, clang 13.0.0, NO IDE]

Javaアプリの移植に着手しました。

このアプリを完成させた1月下旬時点と比べてプログラミングスキルはアップしているので、成果を反映させながらグレードアップさせたいです。

まずは配列を3次元にして各要素にアクセスできるようにしました。

[C++] 82 FLTK : Fl_ButtonのFl_Boxtype設定

[M1 Mac, Big Sur 11.6.7, clang 13.0.0, NO IDE]

Fl_buttonのFl_BoxtypeはデフォルトでFL_UP_BOXになっていて出っ張った形状になっています。

これをFl_Widgetから継承したbox関数で変更できます。FL_FLAT_BOXでボタン周囲の枠がなくなります。

この方法が分からなかったためにJava(Swing)で製作したカラーサンプルアプリの移植を進められなかったのですが、これで本格的に着手できます。

Swingの特徴であるLook & Feelは外観に統一感を持たせるのに便利なものの、その分自由度が抑えられてしまう点が引っかかってました。

Java版はサイズが45.6MBなので、どこまで軽量、高速化できるのか楽しみです。

Fl_Button *button = new Fl_Button(loc_x, loc_y, 75, 15);
    button->box(FL_FLAT_BOX);
    button->color(fl_rgb_color(red,green,blue));
    button->labelcolor(fl_rgb_color(169,169,169));
    button->labelsize(10);

[C++] 81 連続整数の文字列配列作成 iota関数

[M1 Mac, Big Sur 11.6.7, clang 13.0.0, NO IDE]

C++11から標準ライブラリに採用のiota関数を使って連続整数の文字列配列を作成しました。

GUIアプリで整数を表示させる際にこのような配列が必要になったりします。

なおiota関数を使った直後の変数 testはintの配列なので、これはこれで使い道はあります。

最近は変数に型を付けないと物足りなくなってきました。コードを量産するには型推論が便利でしょうが、趣味レベルで楽しむ分には型付けはあまり苦になりません。

C++のように確実に型付けするか、Pythonのようにいさぎよく何も書かないか、どちらもスタンスがハッキリしていて好みですね。

#include <iostream>
#include <numeric>
#include <array>

using std::cout;

// 11から連続整数10個の文字列リスト作成
int main(int argc, char **argv) {
	int start_num = 11; // 開始数
	const unsigned long nums = 10;  // 個数

	int test[nums];
	std::iota(test, test + nums, start_num);

	// 以下でも可能
	// std::array<int, nums> test;
	// std::iota(test.begin(), test.end(), start_num);

	int i = 0;
	for (int num : test){
		if (i == 0){
			cout << "{\"" << num << "\", " ;
		} else if (i > 0 && i < (nums -1)){
			cout << "\"" << num << "\", " ;
		} else {
			cout << "\"" << num << "\"}" ;
		}

		i++;
	}
}
--------------------------------------------------
出力
--------------------------------------------------
{"11", "12", "13", "14", "15", "16", "17", "18", "19", "20"}

[Python]335 重複する画像を削除する 改良版

[M1 Mac, Big Sur 11.6.7, Python 3.10.4]

前回の改良版です。

前回のスクリプトでは、コピーした画像が3枚ある場合、三つ巴になって3枚全て削除対象になる可能性があるため、st_birthtime(元ファイル作成時刻)が同じケースではst_ctime(コピーした時刻)が古い方を削除対象にするようにしました。これで最も新しいコピー画像が残ります。

最初からst_ctimeを判断基準にするとスクリプトがよりシンプルになります。

このスクリプトは先日製作したRustアプリにツールとして登録しました。

import os,glob,itertools,cv2
import numpy as np

path_list = glob.glob("/Desktop/temp/*.png")

delete_list = []
for pair in itertools.combinations(path_list, 2):
    path_pair = list(pair)
    
    image1 = cv2.imread(path_pair[0])
    stat1 = os.stat(path_pair[0])
    btime1 = stat1.st_birthtime
    ctime1 = stat1.st_ctime
    
    image2 = cv2.imread(path_pair[1])
    stat2 = os.stat(path_pair[1])
    btime2 = stat2.st_birthtime
    ctime2 = stat2.st_ctime  

    result_compare = np.array_equal(image1, image2)
        
    if result_compare == True:
        if btime1 > btime2:
            delete_list.append(path_pair[1])
        elif btime1 < btime2:
            delete_list.append(path_pair[0])
        else:
            if ctime1 > ctime2:
                delete_list.append(path_pair[1])
            else:
                delete_list.append(path_pair[0])
                
print(delete_list)

for file in delete_list:
    try:
        os.remove(file)
    except FileNotFoundError:
        pass

[Python]334 重複する画像を削除する

[M1 Mac, Big Sur 11.6.7, Python 3.10.4]

スクリーンショットを何枚も撮影していると全く同じ画像が混ざることがあります。

OpenCVを使って同一ディレクトリ内にある画像同士を比較し内容が同じ場合は作成日時が古い方を削除するスクリプトを作成しました。

ファイルパスのリストを作成し、要素数2の組み合わせについて画像を比較、同じであれば作成日時の古い方を削除リストに追加。全ての判定が終わってからまとめて削除します。同じ画像が3枚以上あっても対応できるようにしました。

前にも書きましたが作成日時 st_birthtimeはMacOS限定です。Windowsの場合はst_ctimeになります。

import os,glob,itertools,cv2
import numpy as np

path_list = glob.glob("/Desktop/temp/*.png")

delete_list = []
for pair in itertools.combinations(path_list, 2):
    path_pair = list(pair)
    
    image1 = cv2.imread(path_pair[0])
    stat1 = os.stat(path_pair[0])
    btime1 = stat1.st_birthtime
    
    image2 = cv2.imread(path_pair[1])
    stat2 = os.stat(path_pair[1])
    btime2 = stat2.st_birthtime    

    result_compare = np.array_equal(image1, image2)
        
    if result_compare == True:
        if btime1 > btime2:
            delete_list.append(path_pair[1])
        else:
            delete_list.append(path_pair[0])
                
print(delete_list)

for file in delete_list:
    try:
        os.remove(file)
    except FileNotFoundError:
        pass

220712追記:
スクリプトの改良版を作成しました。

[C++] 80 FLTK : Fl_Color全256色

[M1 Mac, Big Sur 11.6.7, clang 13.0.0, NO IDE]

FLTKはFl_Colorクラスで独自に256色を設定しています。

主要色やグレースケール等で構成する56色とRGB値を等分して作成した200色です。Fl_Color(色番号)で簡単に色付けできます。

ただ番号だけではどのような色か分からないので、FLTKが公開しているカラーマップをより見やすくするためにツールを作成しています。

virtual colormap