[M1 Mac, Big Sur 11.6.7, clang 13.0.0, NO IDE]
“[C++] 08 FLTKアプリのApple公証”の続編です。前編を書いたのは今年3月ですから4ヶ月でC++関連記事を100書いたことになります。短編ばかりとは言え、書きも書いたりといったところです。
製作したアプリを配布するにはApple公証を取得する必要があります。新しいアプリの手続きをするのは昨年12月以来で大分忘れていました。再度この記事にまとめておきます。
Apple公証手続き方法
1.アプリ用パスワードを取得する。公式サイトの”How to generate an app-specific password”に従って作成する。
取得時のサイトの案内がとても分かりにくくてとまどいます。登録したいパスワードの入力を促している様にしか見えないので要注意です。
最初に入力するのは任意の名称です。パスワード自体はAppleが発行します。UIにはこだわるのにローカライズはいい加減なところが散見されます。
2.以下コマンドでパスワードを登録しておくと今後直に入力しなくて済みます。AC_PASSWORDは任意の登録パスワード名です。
xcrun altool --store-password-in-keychain-item "AC_PASSWORD" -u "開発者メールアドレス" -p アプリ用パスワード
3.アプリに署名し、アプリ用パスワードを使ってzipファイルを提出する。
下図の様なエラーになった場合は以下サイトにアクセスして内容に同意する。
https://appstoreconnect.apple.com/
4.”Your Mac software was successfully notarized.”というタイトルのメールが届いたら公証手続きは完了。アプリへの紐付けを行う。ステープラーで留めるとも言います。