データベースとExcelの相性

csvファイルをExcelで加工すると直接さわっていない”1-1″が”1月1日”に変換されてしまいます。また”2021-01-01″ や”2021年1月1日”が”2021/1/1″と表示されるなどデータの表示形式が正確に反映されません。小数(1.0)が整数(1)として表示されるのも看過できない問題です。そもそもデータ型がソフトの都合で変更されるなんて普通はあり得ない話です。

これまでどちらかというと親Excel派でしたが、一連のトラブルで足を引っ張られるとさすがに距離を置かざるをえません。一部の技術者がExcelを忌み嫌っている理由がよくわかりました。

データベースが関係する作業の場合、CSVビューアーにはMacの表計算ソフトNumbersを使うようにします。これまで全く使ってきませんでしたが、データが正確に表示されて表計算ソフトらしい見やすさもあり、低機能なもののビューアーとしては最適です。

常々思っていることですが、日本の企業や役所がExcelに依存している状況についても抜本的に見直すべきでしょう。Excelは空気を読んで勝手にデータ型を変更し表示するので日本人が好むのもわかりますが、それでは論理的思考力が育まれません。

向上心を持ってIT技術者を目指される方は、Microsoft Officeをある意味適切に使いこなしている所を職場として選ぶことをお勧めします。目安としてはデータベース管理にMicrosoft Accessを採用していない組織がいいのではないでしょうか。

MicrosoftにはVScodeやExcel(事務作業限定)で常日頃お世話になっているものの、それら以外特にWindowsなどには極力関わりたくないというのが正直なところです。