[JavaScript] 06 ElectronによるGUIアプリ作成 その4 windowを閉じてアプリ終了

[macOS Catalina 10.15.7]

Electronの教本を購入してそれなりに本腰を入れて取り組むことにしました。さくっと概要をつかむだけのつもりがそうもいかなかったので。

OpenJS FoundationのElectronサイトを見て、かなりのポテンシャルの高さを感じました。その恩恵を享受するにはある程度の専門知識が必要だと悟りました。私のような初心者が片手間で扱おうなんて土台無理な話です。サイトの内容が実装できるのであれば、多少のコストは惜しみません。

とりあえずElectronで立ち上げたウィンドウを閉じると同時にアプリも終わらせるようにしました。私自身根っこがWindowsなのでmacOSのDockで待機というのがどうも好きになれません。

教本に同様の内容が掲載されていましたが、いきなりコードが間違っていました。そのコードではWindowsやLinuxでしか終われないです。本の構成はしっかりしてそうなのに大丈夫なのだろうか。

ゆくゆくはElectronで競馬データベースアプリを作り、JavaのSwingベースの自製アプリと処理速度や機能を競わせてみたいです。Javaと比べてSQLコマンド作成速度等がどんな感じなのか興味津々です。

正直GUIアプリ開発において動的型付け言語にはさほど期待していなかったのですが、JavaScriptという意外な伏兵の出現でモチベーションが上がってきています。処理速度的に問題があってもTypeScriptという選択肢もあり、いずれにせよ有意義な検討になりそうです。

app.on('window-all-closed', () => {
    console.log('app.window-all-closed');
    app.quit();
  }
);

[JavaScript] 05 ElectronによるGUIアプリ作成 その3 positionプロパティ

前回コンテナの位置を上げられなかった件に関しては、positionプロパティでtopの相対位置をマイナスに設定して解決しました。

次にボタン押下時のアクション設定なんですが、調べてみると色々ややこしくて今度こそ撤退になりそうです。

やろうとしていることに対して、覚えるべきスキル・コード記述量・ファイル数が多いという印象です。労力的時間的コスパが良くないですし、動的型付け言語としてのメリットが感じられないのは残念です。

JavaScriptによるデスクトップアプリGUI作成は思っていたよりハードルが高かったです。もし同様に困っている方々がいらっしゃったら、PythonのtkinterやJavaのSwing、JavaFXを自信を持ってお勧めします。

1日粘ったものの、結局JavaScriptアレルギーが悪化しただけのような気がします。浅いながらも様々なプログラミング言語を学びポジティブな刺激を受けてきましたが、今回に限っては何とも形容し難い不思議な心境です。

.container {
    display: grid;
    grid-template-columns: 224px 60px;
    position: relative;
    top: -10px;
}

[JavaScript] 04 ElectronによるGUIアプリ作成 その2

一旦撤退を決意しましたが以前もWordPressのCSSに悩まされたことを思い出し、ある程度のレベルに達するまでもうひと頑張りすることにしました。

GUIのレイアウトをそれなりに整えました。WordPressの時もそうでしたがMac版Chromeで発生する謎の上部空白(≠margin)については、リセットCSS(destyle.css)を使っても解決しませんでした。

次はボタン押下によるイベントについてコードを記述していきます。

<html>
<head>
 <meta charset="UTF-8">
 <title>CHARACTER CODE CONVERTOR</title>
 <link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
    <div class="container">
        <div class="container2">
            <text id="lbl1">Path</text>
            <input id="txt1" type="TEXT"></input>
        </div>
        <button id="btn1" >判定</button>

        <div class="container3">
            <text id="lbl2">文字コード</text>
            <input id="txt2" type="TEXT"></input>
        </div>
        <button id="btn2" >変換</button>
    </div>
</body>
</html>
body {
    background-color: #91d8e8;
    margin:0px 8px 8px 8px;
}
.container {
    display: grid;
    grid-template-rows: 1fr 1fr;
    grid-template-columns: 224px 60px;
    vertical-align:top;
}
.container2 {
    display: inline;
    margin:4px 2px 2px 2px;
}
.container3 {
    display: inline;
    margin:4px 2px 2px 2px;
}
#lbl1 {
    grid-row:1;
    grid-column:1;
}
#txt1 {
    grid-row:1;
    grid-column: 1;
    width:170px;
    margin:0px 0px 0px 2px;
}
#btn1 {
    grid-row:1;
    grid-column:2;
    margin:4px 4px 4px 4px;
}
#lbl2 {
    grid-row:2;
    grid-column:1;
}
#txt2 {
    grid-row:2;
    grid-column:1;
    width:80px;
    margin:0px 0px 0px 2px;
}
#btn2 {
    grid-row:2;
    grid-column:2;
    margin:4px 4px 4px 4px;
}

[JavaScript] 03 ElectronによるGUIアプリ作成 その1

ElectronによるGUIアプリ作成に取り掛かりましたが、やはりJavaFXで要素を自在にドラッグする快適さが忘れられず、とりあえず下記コードまでにしてJRuby+JavaFXでの開発環境構築に移行します。

style.cssファイルにてグリッド設定を書いていて、あまりの面倒さに頭が拒否反応を示しました。paddingを書く気力が早々になくなりました。おそらくHTMLやCSSの文法が私には合わないのでしょう。Sassのようにfor文を使えたらまだいいんですが。

これなら多少不満があってもPythonのtkinterで書きます。せっかくJavaScriptとお近づきになれたのに残念です。

どうやら日々のプログラミング生活でロジカル思考が染み付いてしまい、ルールに縛られた上での思考が苦手になっているのでしょう。なので異なるプログラミング言語間の行き来は比較的容易でも、論理よりもルールが優先のスタイルシート言語等ではストレスが溜まるようです。

次にJavaScriptのコードを書くのはいつになることでしょう。

const {app, BrowserWindow} = require('electron');

// メインウィンドウ
let mainWindow;

function createWindow() {
  // メインウィンドウ作成
  mainWindow = new BrowserWindow({
    webPreferences: {
      nodeIntegration: false,
      contextIsolation: false
    },
    width: 300, height: 150,
  });

  // メインウィンドウに表示するhtmlファイル指定
  mainWindow.loadFile('index.html');

  // メインウィンドウが閉じられたときの処理
  mainWindow.on('closed', () => {
    mainWindow = null;
  });
}

app.on('ready', createWindow);

app.on('window-all-closed', () => {
    app.quit();
});

app.on('activate', () => {
  if (mainWindow === null) {
    createWindow();
  }
});
<html>
<head>
 <meta charset="UTF-8">
 <title>CHARACTER CODE CONVERTOR</title>
 <link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>

<body>
    <div id="container">

    <text id="lbl1">Path</text>
    <input id="txt1" type="TEXT"></input>
    <button id="btn1" >判定</button>

    <text id="lbl2">コード</text>
    <input id="txt2" type="TEXT"></input>
    <button id="btn2" >変換</button>

    </div>
</body>
</html>
body {
    background-color: #91d8e8;
}
#container {
    display: grid;
    grid-template-rows: 50px 50px;
    grid-template-columns: 50px 50px 50px 50px;
    position:relative;
    top: 10px;
}
#lbl1 {
    grid-row:1;
    grid-column:1;
}
#txt1 {
    grid-row:1;
    grid-column: 2 / 4;
}
#btn1 {
    grid-row:1;
    grid-column:4;
}

#lbl2 {
    grid-row:2;
    grid-column:1;
}

#txt2 {
    grid-row:2;
    grid-column:2;
}

#btn2 {
    grid-row:2;
    grid-column:4;
}

[JavaScript] 02 JavaFX イベントハンドラの作成

FXMLファイルにおいて、イベントハンドラによるボタン押下時の動作内容等の設定はJavaScriptやJythonなどJSR 223にあるスクリプト言語でできるようです。

とりあえずJavaScriptで簡単なイベントを書いてみました。さてJythonの場合はどうすればいいのでしょう。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>

<?language javascript?>
<?import javafx.scene.effect.*?>
<?import java.lang.*?>
<?import javafx.scene.control.*?>
<?import javafx.scene.layout.*?>
<?import javafx.scene.control.Button?>
<?import javafx.scene.control.Label?>
<?import javafx.scene.layout.AnchorPane?>

<AnchorPane prefHeight="125.0" prefWidth="300.0" style="-fx-background-color: khaki;" xmlns="http://javafx.com/javafx/8" xmlns:fx="http://javafx.com/fxml/1">
	<fx:script>
		function onButton1Action(){
			text1.setText("JavaScriptテスト");
		}
	</fx:script>
	<children>
     	<Label layoutX="14.0" layoutY="15.0" prefHeight="44.0" prefWidth="69.0" text="Path" />
     	<Label layoutX="14.0" layoutY="64.0" prefHeight="44.0" prefWidth="69.0" text="文字コード" />

     	<TextField fx:id="text1" layoutX="49.0" layoutY="24.0" prefHeight="27.0" prefWidth="175.0" />
     	<TextField fx:id="text2" layoutX="90.0" layoutY="73.0" prefHeight="27.0" prefWidth="135.0" />

		<Button fx:id="button1" layoutX="240.0" layoutY="24.0" mnemonicParsing="false" onAction="onButton1Action(event);" text="判定" />
     	<Button fx:id="button2" layoutX="237.0" layoutY="69.0" mnemonicParsing="false" prefHeight="35.0" prefWidth="51.0" text="変換" />
	</children>
</AnchorPane>

[Python] 296 Jython 03 FXMLファイルの読み込み

軽い気持ちで取りかかったら見事にハマりました。

なかなか解決しなかったのは、launchメソッドの2番目の引数とFXMLファイルのパスの書き方です。

いわゆるヌルポ(NullPointerException)から脱するため、Thread.currentThread().getStackTrace()を走らせたり色々調べても解決の糸口を見出せず。

結局、引数はsys.argv、パスはプロジェクトディレクトリ直下の絶対パスでした。JavaではMainファイルからの相対パスになります(スラッシュなしのファイル名のみ)。スラッシュの有り無しは全く意識してませんでした。

EclipseからPyCharmに検討環境を移す寸前でStackOverFlowの英語版にヒントを見つけました。またしても海外のギークに助けられました。

GUI内のカタカナなど2バイト文字が明らかに中華系フォントなので、別途フォント指定が必要ですね。

from javafx.application import Application
from javafx.fxml import FXMLLoader
from javafx.scene import Scene
import sys

class JythonJavafx(Application):
    def start(self, stage):
        root = FXMLLoader.load(self.getClass().getResource('/test.fxml'))
        stage.setScene(Scene(root, 300, 125))
        stage.setTitle("CHARACTER CODE CONVERTOR")
        stage.show()

if __name__ == "__main__":
    Application.launch(JythonJavafx().__class__, sys.argv)
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<?import javafx.scene.control.Label?>
<?import javafx.scene.layout.BorderPane?>

<BorderPane maxHeight="-Infinity" maxWidth="-Infinity" minHeight="-Infinity" minWidth="-Infinity" prefHeight="125.0" prefWidth="300.0" xmlns="http://javafx.com/javafx/8.0.171" xmlns:fx="http://javafx.com/fxml/1">
    <center>
        <Label text="FXML ロード成功" BorderPane.alignment="CENTER" />
    </center>
</BorderPane>

[Python] 295 Jython 02 JavaFXプロジェクトの移植

JavaFXプロジェクトのJythonへの移植を試みています。

ガワは再現できたので次はFXMLの導入です。

Application.launchの引数でエラーになっていましたが、オブジェクトのクラス__class__で解決しました。

おそらくexe化はできないため、私にとってこのスキルの必要性は高くないです。気が向いた時にのんびり進めていきます。

from javafx.application import Application
from javafx.scene import Scene
from javafx.scene.layout import AnchorPane;

class Main(Application):
    def start(self, stage):
        root = AnchorPane()
        stage.setScene(Scene(root, 300, 125))
        stage.setTitle("CHARACTER CODE CONVERTOR")
        stage.show()

if __name__ == "__main__":
    Application.launch(Main().__class__, [])

[Python] 294 Jython 01 Eclipseでテスト

[macOS Catalina 10.15.7]

過去の遺物になりつつある感が否めないJython(ジャイソン)をたわむれにいじっています。

Hello JythonのPaneを表示させるのに丸1日かかりました。何かエラーになっているようですが、とりあえず良しとします。

PyDev開発元によると最新のEclipse 2021-03はクラッシュしているそうなので、その前の2020-12を使いました。なお2021-03は私の用途ではJython以外で問題なく使えています。

JREはJavaFXがOracle公式にて廃止される直前のJava8(調べると採用されたのは8のみ)、Jythonは最新1つ手前の2.7.1です。Jython 2.7.2はEclipseに導入できませんでした。

設定画像もアップしておきます。

最近はさしあたってコーディングしたいものがなく、ゲームをクリアする感覚で今回のような初心者向きの課題に取り組んでいます。

Javaを扱うようになって2000年代のブログ記事を読んだりしますが、扱っているツールやOS等のバージョン情報がほとんどなくて残念です。まさか2020年代に資料として読まれるとは思ってもいないのでしょう。

[Java] 60 Maven関連コマンド

[Java SE 13、maven.compiler : 1.7]

Maven関連コマンドをまとめました。

EclipseやVScode拡張機能で行き詰まったら、コマンドでのMavenプロジェクト作成をお勧めします。

1. 空のMavenプロジェクトを作成する。

# Mavenプロジェクトを作成するディレクトリに移る
cd /projects

# 空のMavenプロジェクトを作成する(対話モードではなく一括モード(BatchMode))
mvn archetype:generate -DarchetypeArtifactId=maven-archetype-quickstart -DinteractiveMode=false -DgroupId=[グループID(例 com.example)] -DartifactId=[プロジェクト名(例 test)]

2. プロジェクト完成後、依存関係にあるライブラリを含むjar実行ファイルを作成する。

# Mavenプロジェクトのディレクトリに移る
cd /projects/test

# jar実行ファイルを作成する
mvn assembly:assembly -DdescriptorId=jar-with-dependencies

3. Mainクラスとクラスパスの情報をjarのMANIFEST.MFに追加する。

# ターゲットディレクトリに移る
cd /projects/test/target

# Mainクラスとクラスパスの情報をjarのMANIFEST.MFに追加する
jar uvfm test-1.0-SNAPSHOT-jar-with-dependencies.jar manifest.txt

# オプションuvfmの意味
u:アップデート,v:詳細な標準出力生成,f:jarファイル名指定,m:manifestファイル名指定

# manifest.txtの内容
Main-Class: com.example.Main
Class-Path: com.example

4. 完成したjar実行ファイルをダブルクリックして起動し、動作確認します

ダブルクリックと同義のコマンドは以下の通りです(今回のプロジェクトの場合)。

javaの後にVScodeのlaunch.jsonで設定した引数、-cpオプション、そしてMainクラスを含むjarファイル名とMainクラスを入力します。

java --module-path /javafx-sdk-11.0.2/lib --add-modules javafx.controls,javafx.fxml -verbose:class -Dfile.encoding=UTF-8 -cp test-1.0-SNAPSHOT-jar-with-dependencies.jar com.example.Main

ネット情報等では”java -jar jar実行ファイル名”で起動できるとありますが、あくまでHello worldのような単純なプロジェクトの場合であって、それなりに手を入れたプロジェクトでは上のような長いコマンドになります。

[Java] 59 Mavenプロジェクトのjar実行ファイル作成

[Java SE 13、maven.compiler : 1.7]

EclipseやVScode拡張機能はターミナルのコマンド操作を代行してくれているブラックボックスであり、そこにバグが含まれていると真因が自分の操作なのかそれ以外なのか切り分けが難しくなります。またMavenが完璧だとも限りません。

そこでこれらのツールを使わずにコマンド操作だけでMavenプロジェクトを作成し、jar実行ファイルを作ってみました。

その結果、これまで上手くいかなかった原因が判明しました。POMにmaven-assembly-pluginについて記述しているにも関わらず、依存関係にあるライブラリを含んだjar実行ファイルを作成できていませんでした。

POMの該当箇所を削除し、以下コマンドでjar実行ファイルを作成しました。これで長いトンネルを抜けることができました。

mvn assembly:assembly -DdescriptorId=jar-with-dependencies

Eclipseについては自分の知識が足りないとしても、”mvn package”コマンドが正常に機能しないというのは想定外でした。まさかPOMに記述したことをそのまま実行してくれないとは。

まあターミナルへの出力をよく読めば分かることですし、そもそもファイル名にjar-with-dependenciesを含むjarファイルが作成されない時点で気付けよ、といった感じです。

やはりツールに頼らず、ログを丹念にチェックしながら自分でコマンドを打っていくのが王道ですね。